データエンジニアロードマップ

データエンジニアに必要なツールとは?現場で使われる開発環境とその役割をわかりやすく解説

データエンジニアに必要なツールとは?現場で使われる開発環境とその役割をわかりやすく解説

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悩む人
悩む人

データエンジニアってどんなツールを使ってるの?たくさんありすぎて覚えられないかも…

大丈夫です!現場で本当に使われている代表的なツールだけ、役割ごとに整理して紹介しますね。

きい
きい

 

この記事を書いた人

  • エンジニア歴4年のフリーランスデータエンジニア
  • 高卒工場勤務からエンジニア転職
  • 3年目でフリーランスになり年収1000万↑達成
  • フルリモ歴2年、2児の育児中

 

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はじめに:ツールは「役割」で覚えると理解しやすい

データエンジニアは、多くのツールを使ってデータを「集める・整える・流す」仕事をします。
でも、いきなり全部覚える必要はありません。

大切なのは、「何の目的で使うか」という役割ベースでツールを把握することです。

この記事では、実務で使われる代表的なツールを、初心者にもわかりやすく整理して解説します。

 

データエンジニアが扱う代表的なツール一覧(役割別)

目的代表ツール主な役割
データ保存(DWH)BigQuery / Redshift / Snowflake構造化データの格納・検索
データ処理(ETL/ELT)Airflow / dbt / Glue / Dataformデータ変換・加工・結合・パイプライン構築
分析・スクリプト処理Python / SQL / Jupyter Notebookデータ操作や業務自動化スクリプト
データ入出力・自動化GCS / S3 / Cloud Functions / Lambdaファイル転送・イベント駆動の処理実行
モニタリングCloud Monitoring / Datadog処理の監視・ログ管理・アラート通知
開発効率化・管理GitHub / Docker / pre-commitバージョン管理・品質担保・再現性の確保

 

1. データ保存(DWH)

BigQuery(GCP)

  • 高速でスケーラブルなクラウドDWH
  • SQLだけで操作でき、フルマネージドで使いやすい
  • BIツールとの連携やMAツール向けのデータ抽出にも使われる

Redshift(AWS)

  • AWSユーザー向けのクラウドDWH
  • PostgreSQL互換で使いやすく、GlueやS3との連携が強力

 

2. データ処理(ETL/ELT)

Apache Airflow(Cloud Composer)

  • DAG(処理の流れ)をPythonで記述
  • 定時処理や複雑なデータフロー管理に最適
  • GCPではCloud Composerとして提供

 

dbt(Data Build Tool)

  • SQLでETL処理を管理するツール
  • データモデリング・テスト・ドキュメントが簡単にできる
  • 特にモダンな分析チームに採用されやすい

 

AWS Glue / GCP Dataform

  • クラウドネイティブなETLツール
  • GUIやノーコードに近い設計で導入ハードルが低い

 

3. 分析・スクリプト処理

Python

  • pandas、datetime、requestsなどでデータを柔軟に加工
  • API連携、ログ処理、MAツールへのデータ送信にも使われる

 

SQL

  • SELECT / JOIN / GROUP BY などでデータを抽出・変換
  • BigQueryやRedshift、Snowflakeなどで常に使う言語

 

Jupyter Notebook

  • コードを逐次実行・可視化できるノートブック形式
  • データの検証や社内共有に便利

 

4. データ入出力・処理自動化(クラウドI/O)

GCS(Google Cloud Storage)

  • BigQueryやCloud Functionsとの連携が得意
  • 配信リストの一時保存や、バッチ処理の起点として使われる
  • MAツールやBIツールとのデータ連携にも登場する

 

S3(Amazon S3)

  • AWS Glue・Athena・Redshift COPY などで活用
  • データレイク構築のストレージとして設計されることも多い
  • パーティション付きのファイル管理がしやすい

☑️ GCSとS3は同じ「クラウドストレージ」ですが、クラウドの使い方や組み合わせるサービスによって役割が少し違います。

 

Cloud Functions / AWS Lambda

  • サーバーレスで軽量なバッチ処理・API処理を自動実行
  • ファイルアップロードやスケジュール起動などにも活用される

 

5. モニタリング・アラート

Cloud Monitoring(旧 Stackdriver)

  • GCP環境に最適な監視ツール
  • AirflowやBigQueryなどのジョブ状態を監視できる

 

Datadog

  • クラウド横断で可視化・アラート設定が可能
  • 大規模なETL環境やSaaS連携にも強い

 

6. 開発効率化・チーム運用

GitHub

  • コード管理・レビュー・CI連携の中心ツール
  • dbtやAirflowのコードもGit管理が基本

 

Docker

  • 環境構築の自動化・本番と同じ条件での検証が可能
  • dbtやAirflowのローカル実行でも活躍

 

pre-commit / Ruff / pyright

  • コードの自動チェック・型安全の担保
  • チーム開発の品質維持に必須のツール群

 

よくある質問(Q&A)

こんなに多くて覚えられないのでは?

→ 心配ありません。SQL・Python・BigQuery・Airflowの4つから始めればOKです!

GCSとS3は何が違うの?

GCSはBigQuery連携やファイル出力が中心、S3はRedshiftやGlueとの統合に強いという違いがあります。

 

まとめ:ツールは「なぜ使うか」で整理すれば怖くない

  • データエンジニアのツールは「保存」「加工」「分析」「自動化」の目的ごとに分けて覚えよう
  • GCSとS3は似ているが、連携先サービスに応じて使い分けられている
  • 今後は、MAツールとの連携(Marketo / SFMC など)においても、これらのツールが重要になります

👉 次の記事へ:
https://kii-sfpy.com/bigquery-python-data-handling/

    きい(@kii_sfpy)

きい

エンジニア4年目のフリーランスデータエンジニア。

INTJ-A/5w4、最近はTypescriptが楽しい。

Python, Typescript, Salesforce, GCP, AWS, Tableau …etc

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