【Salesforce】データ更新をコーディングで行う各種方法についてご紹介！

　

　

今回は、Salesforceのデータをコードを使って更新する方法についてご紹介します。

Salesforceでは、データの更新や操作を簡単に行うために、いくつかのプログラム言語やAPIが提供されています。この記事では、初心者でも分かりやすく解説します！

　

Apexでのデータ更新

ApexはSalesforce独自のプログラミング言語で、Salesforceのデータベースに直接アクセスし、データの作成、更新、削除などを行うことができます。

Apexのコード例

取引先（Account）の電話番号を更新する例を見てみましょう。

このApexコードでは、まず「Example Corp」という取引先を取得し、その取引先の電話番号を新しいものに更新しています。

• SELECT文で、特定の取引先データを取得します。
• acc.Phone で電話番号を新しい値に変更。
• update acc; でその変更をデータベースに反映させます。

Apexは、Salesforceプラットフォームの内蔵ツールであり、直接Salesforceのデータベースにアクセスできるため、リアルタイムで更新が可能です。

　

Lightning Web Components (LWC)でのデータ更新

LWCは、Salesforceのフロントエンド開発を行うためのフレームワークです。JavaScriptを使って、ユーザーインターフェースからデータを更新することができます。

LWCのコード例

以下は、取引先の名前を更新するためのLWCのコードです。

• updateRecord() 関数を使って、取引先の名前を更新します。
• ユーザーインターフェースから入力されたデータを使って、データベースに変更を加えることができます。

　

Visualforceでのデータ更新

Visualforceは、SalesforceのWebページを作成するためのマークアップ言語で、Apexと組み合わせてデータの操作を行うことができます。

Visualforceのコード例

VisualforceでApexを使って取引先の業種（Industry）を更新する例です。

• Visualforceページ上でユーザーが業種を入力し、Updateボタンを押すと、業種が更新されます。
• Apexのコントローラーを使って、データベース操作が行われます。

　

Pythonのsimple_salesforceでSOQLクエリを使ったデータ更新

Salesforceのデータを更新するために、Pythonのsimple_salesforceライブラリを使うこともできます。Pythonは簡単で使いやすいプログラミング言語なので、多くの開発者に人気です。

Pythonのコード例（SOQLを使ったデータ更新）

• SOQLクエリを使って、取引先のIDと電話番号を取得します。
• 取得したデータを更新するために、update() メソッドを使います。

　

Pythonのsimple_salesforceでレポートを取得してデータを更新

Salesforceで作成したレポートをPythonから取得し、それをもとにデータを更新することも可能です。

Pythonのコード例（レポート取得）

• まず、レポートIDを指定してレポートデータを取得します。
• レポートの結果に基づいて、取引先の業種を更新しています。

　

REST APIを使ったデータ更新

SalesforceのREST APIを使えば、外部システムからHTTPリクエストでデータを更新することができます。

REST APIのコード例（Python）

• PATCH メソッドを使って、取引先の電話番号を更新しています。
• REST APIは、Salesforceと外部アプリケーションとの連携に役立ちます。

　

まとめ

Salesforceのデータ更新にはさまざまな方法があり、どの方法を使うかは用途やシステムの設計によって異なります。

Apex、LWC、Visualforce、Pythonのsimple_salesforceライブラリ、REST APIなど、様々な技術を使って効率よくデータを操作できるようになれば、Salesforceをもっと便利に活用することができます。

それぞれの方法に強みがあるので、自分のプロジェクトに適した方法を選びましょう！